2016年2月19日金曜日

分離不安は病気じゃない!


今まで預かった保護犬の中に、とても可愛い子がいました。
推定3~4歳・11kgくらいのミックスです。

もう譲渡になってますので、一応名前と画像は控えますね。
(※なので、今日の画像は本文と関係のないアカデミーの時の画像です)




うちに2年近く長居させちゃった子でしたが、人にも犬にも基本サミで、
とっても良い子でした。

ただひとつだけ、とーーっても大きな課題を抱えてました。
それはもう~とてつもなくでっかい 分離不安 !!








うちへ初めて来た際、まずケージに入れて30分ほど留守番をさせてみたのですが、
30分後帰宅した際に見たものは・・・



 (゚∇゚ ;)(゚∇゚ ;)(゚∇゚ ;)エッ!?





そりゃもう、部屋の中はひどい有様でした。

ケージの近くに掛かっていたカーテンを全部中に引き込んで噛み千切り、
敷いてあったマットの綿も全部出してケージの中は綿の海~、
そのマットの下にあったプラ製の敷板も噛みくだいてバキバキに折られ、
ケージの格子も変な形に歪んでいました・・・。











そして、ここで終わりじゃーありません。
ここからが本領発揮なのでーす!!!




次に、その歪んだ格子の間をすり抜け、とうとうケージから脱出成功!!

今度は部屋中を走り回ったらしく、部屋中のカーテンが全部下に引き落とされ、
和室のふすまは見事に突き破られ、フロアライトは横倒しになり、ゴミ箱はひっくり返り、
テレビは見事にテレビ台から下に落っこちており(最近のTVって薄いでしょ)、
そしてソファの真ん中にはまぁるいでっかいシミが・・・。

おまけに玄関ドアは傷だらけ~~




私がその様子に、(゚∇゚ ;)エッ?マジ?ウソダロ?! 
ってなっている横で、その子はゼェ~ハァ~、パニクってました。




↓その際に撮っておいた写真の1枚です~









私、うちの犬も含め、今預かっている団体前にやっていた個人保護も含め、
今まで預かってきた子達の中で、これほどスゴイ子はホントに初めてでした(笑)。

要するに、独りになるとパニック状態に陥ってしまうのです。
こうなってしまうと、もう何も届きません。






で、そこからその預かりっ子の分離不安のトレーニングを必死で始めたわけなのですが、
もうとにかく今までの私の少ない引き出しの中から、効果がありそうなものは
すべてやりましたよ、いやもうマジで!!

だってその子が留守番が出来ないと、私はどこへも行けないわけです。
近くのスーパーへ行って帰ってくるのにも、小走り!な生活なわけです。




そして何と言っても、その子があまりにも辛そうなのです。

そんな状態でいつも留守番をさせるわけには
いかんじゃないですか!

というわけで、そりゃもう~必死です!!








でもね~、これがなかなかすぐには効果が現れないのです・・・。

主従関係を見直し(たつもり)、お散歩を見直し(たつもり)、オビを見直し(たつもり)、
遊び方を見直し(たつもり)、終いには「もしかしてご飯が悪いのか?!そうなのか?!」
って、よろよろフードジプシー始めちゃったり・・・。

この間3ヶ月くらいは、本当に辛かったですね。
でも、自分ではめっちゃ頑張ったつもりの3ヶ月でしたが、悲しいかな留守番時間は
ほんのちょっぴり数十分伸びただけ・・・。

ホントにあの頃、毎日叫んでました。


なんでなんだ~~っ??? って(笑)









で、私がそこでとうとう泣きついたのが Masumiさん でした。

もちろんMasumiさんの存在は以前から知っていて、ブログ読んだり、
メルマガ読んだりして勉強させて頂いてましたが、ここで改めて自分のちーっちゃい
キャパを思い知らされ、初めてMasumiさんにメールセッションをお願いしたわけなのです。

今思えば、ホントになーーーんも分かってなかったな、あの頃・・・。




そして、その時メールセッションでMasumiさんから教えて頂いた事は、本当に目から
ウロコの事ばかりでした。
犬のこと、少しは分かっていたつもりが、実は自分は全く分かっていなかったんだという事に、
思い切り気付かされました。

ストーカーを徹底的に止めさせていなかったし、オビも今思えばユルユルだったし、
ましてケージに入れる時の心理など考えてもいなかった。
そして、分離不安の問題は、決して分離不安だけが切り離された問題では無いということ。



うぉぉぉぉおおおお!!
問題はわたしだったのかーーーい!!

っていう感じ(笑)。









Masumiさんにメールセッションをして頂いて、その後的を得たトレーニング(笑)を
する事ができたおかげで、留守番時間は少しずつ伸びていきました。



そして、さらにその3ヶ月後くらいに、やはりその昔分離不安で悩んでいらっしゃった
ガイル母ちゃんにもセッションをして頂き、そのお話にとっても勇気をもらい、
そしてコナオさんのPWに参加して見て頂き、ミユキさんところにも押しかけて
セッションして頂き、その後さらにドギナイの「Foster's Cafe」でミオリさんに
メールセッションして頂き、本当に少しずつ少しずつですがじわじわとお留守番時間は
伸びていき、そして譲渡の直前には気がついたら



留守番「0分」から→「5時間」出来るようになってました~~!











確かにその子の分離不安は相当根深くて、簡単に直ってしまうものではなくて、
とても時間が掛かるものだったけれど、
でも決して直らないものでもない!




今、その頃の事を思い出して言えるのは、あまりにも飼い主が思いつめるのは
良くない、ということ。
あの頃は、私も留守番をさせるのに、つねにドキドキしていました。

「今日はどうだろうか?」「昨日よりも少しでも伸びるだろうか?」「やっぱり
ダメだろうか?」「あまり期待しちゃいけない」「眠れる心理になれるかなぁ」など、
留守番させる時は、私の中にあまりにもたくさんの煩悩が渦を巻き(笑)、
心はめっちゃ乱れてました。「凪」には全くもって程遠い状態・・・。




こんな感じで留守番させられて、平常心で大人しくしてろ!って方が
ム~リ~~~!!(笑)








ガイル母ちゃんも「ガイルの事ばっかり考えなくなったら、自然と良くなっていった」
と仰ってたとおり、あんまり留守番、留守番、と突き詰めて考えこむのは、
決して良い方向には進まない。

それよりも、「これもこの子の個性!」とある意味しっかり受け止めてあげて、
そこから前向きに気楽に♪トレーニングをしていった方が絶対に状況は変わる!と
今なら思える。

私はこの子と出会ったおかげで、「分離不安」というものがどんなものなのか、
本当に良い経験をさせてもらったと思っています。
預かっている時はやっぱり大変だったけれど、私なりにその時の経験を消化し知識に変えて、
今はお留守番が苦手な子の相談に乗ったりもしています。









ただ、そうは言ってもお留守番のトレーニングは、結構孤独です。
すぐに効果が出ない場合が多く、自分とその子の心理戦みたいになっちゃうのも、
よーく分かります!
マンションなどにお住いだと、そうそう大きな音や吠え声も見過ごせないし!
というのも分かります!



なので、そんな時はぜひ周りの犬飼いに相談してみて下さい。
色々話を悩みを聞いてもらって下さい。それだけでも、どれだけ心が軽くなることか!
そのために、ビヘイバースペシャリストの方々や、アカデミー生さんがいらっしゃるのです!



ひとりでクヨクヨしてても、
なーーんもイイこと無いし❤


あ~~、経験者は語っちゃう(笑)。










2 件のコメント:

  1. あはっ
    あははははっっっ
    今のウチの預かり犬が
    まさにそんな感じっす(笑)
    犬との接し方とマネージも加え
    最近ようやく、帰ってからの惨状が
    なくなりました(笑)
    きちんと向き合ってくれる
    里親さんと出会えることを祈るばかり。
    それまでは気長につきあいますわwww

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  2. サスケちゃん? そうなんですか?!
    わお! そりゃ大変だ~~!(笑)

    うちも2年過ぎたら、もううちの子にしちゃおうかな、なんて
    考えていたんですけど、ご縁って不思議なものですよね~。
    こういう方たちがいいな~なんて考えていた理想像に、
    まさにドンピシャのご家族が現れて下さいました!
    今はもう幸せいっぱいですよ~♪
    サスケちゃんにも、きっとぴったりの方が現れるはず!!

    この子を経験して以来、わたくしお留守番トレーニングには
    毎回めっちゃ気合が入っております!(笑)

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